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このブログは日常を書き綴ったり怪獣紹介をしたりQMAで単独正解したことを自慢したりするするやりたい放題のブログです。
by suisei-kyouryu
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絶望版仮面ライダーディケイド 第二話PART2




       豊島区内
       4:10p.m.

緑川高校2年帰宅部の男子生徒が帰路についていた。
人気のないところで怪しい服装の少年が彼の視界に入った。
奇妙な服装をしていたりする人間と関わろうとしないのが普通の日本人であるが
今回の場合は少年の方が歩み寄ってきた。
少年と男子生徒との距離が3メートルほどになったとき
少年はヤマアラシの如き怪人に変身した。
帰宅部生徒は逃げ出したがジャラジと帰宅部生徒では運動能力が桁違いであった。
ジャラジは右手で帰宅部生徒の首を掴む。
左手は胸元に大量についているアクセサリーの内の1つを取り外した。
アクセサリーが針に変化した。ジャラジはその針を帰宅部生徒の頭に埋め込む。
かつてない恐怖を味わった帰宅部生徒はその場に座り込む。
ジャラジは去り際にこういった。
「キミ、4日後に」
変身を解き振り向く。
「死ぬよ。」


       文京区内佐藤青果店高校
           7:30p.m.

「ただいま。」
「お帰りなさい、先生。」
糸色望が警視庁への初出勤から帰ってきた。
迎えたのは教え子3名と甥1名。
「そっちの仕事には慣れましたか?先生。」
「1日で慣れるわけないでしょう。今日はこれと言って大きな仕事もありませんでしたし。」
今のところ未確認生命体によると思われる事件は報告されていなかった。
ゆえに今日はこれまでの未確認の資料を整理するだけで
望の業務は終わったのであった。
そのついでに望は未確認についての知識をある程度蓄えていた。
ここ最近グロンギを甦らせた第0号とやらが
他の未確認生命体を大量虐殺していること。
そしてその遺体を解剖した結果腹部から奇妙な石が発見されたこと。
警察はそれを未確認の力の源だと言う推測を出している。
「まぁ何事もないのが一番なんですけどね。」
あまり信頼は出来ないというものの
報告がないというのは少なくとも今日は未確認による犠牲者が出てない証拠ともいえた。
そんなことをぼやいてから4日が経ったとき
緑川高校の生徒が30人変死した。



       豊島区内緑川高校
         4:30p.m.

望が警視庁に初出勤してから4日が経った頃。
あの帰宅部の生徒は挙動不審ながらも掃除をしていた。
4日前に会った怪人の言葉が忘れられないのだ。
そしてあの言葉を聞いたのがちょうどこの時間帯。
自分では平常心を保っていたつもりだが客観的に見ると
足や口など体全体が震えている。
以上を察した教師が帰宅部生徒に声をかけようとしたとき。
帰宅部生徒の鼻から血がたれた。
違和感に気付き帰宅部生徒はを鼻を手で拭う。
手の甲から指にかけて付着した血。
それが帰宅部生徒がこの世で見た最後の映像だった。
帰宅部生徒は死亡し床に倒れる。緑川高校校舎2階廊下が
人間の叫び声に満ちた。
そうしてその日のうちに性別を問わず31人の生徒が同じ死に方をした。
生徒の変死はその日以降も続いた。
この変死の原因が未確認生命体によるものだと認められたのは
望が警視庁に初出勤してから七日が経った頃。
既に112人の緑川高校2学年生徒が変死していた。


     関東医大病院
      3:40p.m.

緑川高校で生徒が変死し始めてから3日後。
その内の一つの変死体をある法医学者が司法解剖していた。
「何か分かりましたか?」
壱葉が問う。
「ええ、おそらくこれが彼らを次々に死に至らしめていた凶器です。」
金属器に血まみれの金属が置かれる。
金属が血まみれである理由は脳から取り出されたためである。
「こんなものが頭の中に・・・」
金属片を見ながら壱葉が言う
「手術もなしにこんなものを外から入れるのはまず不可能です。」
「ということは・・・やはり未確認の仕業・・・・
これを何か外科的な方法で取り出すことは出来ないでしょうか」
壱葉の質問に法医学者が答えた。
「できませんね。」


       警視庁
      4:00p.m.

「お前ら!仕事だ仕事!」
ここ最近の緑川高校2年生生徒の変死が
未確認生命体によるものだという報告を聞き中年刑事が叫ぶ。
「具体的には緑川高校2年生の警備ってとこですか?」
糸色望が案を出す。
「そうしたいところなんだが我々が警護したところでどうにかなるものなのか・・・」
壱葉が言う。警察官が所持を許可されている拳銃程度では未確認生命体には通用しない。
「私ならもしかしたら・・・」
と望が呟くと未確認生命体対策本部員の人数を
2倍した数の視線が望に集中する。
「いや、なんでもありません。」
さすがに自分が仮面ライダーであることを堂々と晒す気にはなれない望だった。
そして望は考えた。この変死が何かの病気とかではなく未確認によるものだとすると
自分の教え子、木津千里も被害が及ぶのではないか。
「あの・・・わたしは帰ってもよろしいでしょうか?家に緑川高校の生徒がいまして。」
ここで何かしている間に木津千里が未確認の手にかかるよりはよっぽどマシである。
それを壱葉が察したのか望が帰宅することにはあっさり許可が出た。
望が帰路についている間のこと。未確認生命体対策本部に1通の電話がかかってきた。
緑川高校第2学年生徒が新たに14人死亡、1人は自殺したという報告がされた。
ついにこの事件での死者は125人となった。


       文京区内佐藤青果店高校
            5:13p.m.

望は何事もなく帰宅した。
「早かったなノゾム。」
甥の交が彼を迎えた。
「許可が下りたんですよ。なにせ現緑川高校の生徒を保護してるわけですし。
少なくとも木津さんに関してはあっちで何か対策を練ってるよりは
私が直接守った方がいい気もしますし。」
そういって望は木津千里を見る。
そのことに気付いた千里は一言言う。
「先生・・・。」
「何ですか?」
「なんで殺されなくてはいけなかったんですか?
あの学年の・・・あのクラスの皆は・・・・」
千里の声は重い。
それに対する望の答えはこうだった。
「誰にも殺される理由なんてありませんよ。最初から。」



        警視庁
       5:47p.m.

あの後警察がしたことといえば残った緑川高校の生徒全員に対する
事情聴取くらいであった。実際それ以外に出来ることなどなかった。
「これで緑川高校第2学年生徒が1人を除いて全員殺されたことになる。」
壱葉は電話で現状を報告していた。電話の相手は小野寺ユウスケ。
「1日目で31人、2日目が40人、3日目が41人、そして今日で14人で
内1人は自殺・・・ですよね。」
「3日目の時点で生存していた緑川高校の生徒に聞き取りを行ったところ
2学年生徒が1人を除いて全員が未確認と遭遇していた。
今回のゲームのルールは緑川高校第2学年生徒を
126人殺すことだったんだろう。」
「あの・・・壱葉さん。もし今回のゲームのルールが126人殺すことだとしたら・・・」
小野寺は指摘する。
「未確認が直接的な死因ではない・・・・
自殺した生徒は殺した人数の中に含まれてないんじゃないですか?」


       文京区内佐藤青果店高校
          11:15p.m.

望の住む学校に住んでいるほぼ全ての者が寝床についていた。
小森霧と交が一緒の布団で寝ており、まといは一人で寝ている。
望と同じ布団で寝ようとしたが小森霧に妨害されたのであった。
木津千里は早寝早起きの癖があるのか
寝るという形でとっくに意識を投げ出している。
それゆえに奇妙な足音や指を鳴らす音がしても誰も気付かない。
ジャラジは既に彼らの住処に侵入していた。
寝込みを襲うなどこの4日の間に何度もやったことである。
しかし入ったはいいが学校と言うのは住居というには広いので、
彼らの寝床を探すのにはそれなりの時間を要することとなった。
そして遂にジャラジは宿直室に辿り着く。
引き戸を開け宿直室に入った瞬間ジャラジは変身した。
寝ている住人達の顔を1つずつ眺める。
3番目に見た顔が正しい標的であると判断したとき
宿直室の暗闇が消滅した。
糸色望が部屋の照明をつけたのだ。
その望は既に例のベルトを装着し、右手にディケイドのカードを持っている。
「ま、用心はしてみるものですね。変身!」

     kamen ride  decade!

望はディケイドに変身した。
「ゲゲルの邪魔するなんて・・・・!」
ジャラジは言った。その言葉には計り知れない怒りが含まれている。
しかしその言動とは裏腹に、ジャラジは一気に窓へと走り、
その窓を開けたかと思うとそこから飛び降りた。
ディケイドも同様の行動をし、ジャラジを追いかける。
そのとき既にジャラジの姿は大分遠のいている。
ジャラジが凄まじい俊敏性の持ち主であることを知り、
ディケイドはあのバイクを呼ぶ。それでもジャラジより若干早いくらいであった。
夜の住宅街を1台のバイクと1体の怪人が走る。
痺れを切らしたディケイドはバイクの上に立ち1枚のカードを使った。

      final attack ride  de de de decade!

10枚のカードのようなものが縦1列に並びディケイドの前に出現する。
ディケイドがバイクから跳びキックの姿勢をとりながらカードを通過していく。
10枚目のカードを通過し、ジャラジにキックが当たらんとしたとき
ジャラジが消えた。
キックはそのまま路上に激突し、小規模のクレーターを作った。
ジャラジは追走劇を繰り広げていたときは本気など出していなかったのだ。
どこに行ったものかとディケイドが思案していたとき
後方から針が飛び、ディケイドの背中に突き刺さった。
望が短く悲鳴を上げたと同時に後方、いや様々な場所から
指を鳴らす音が聞こえてくる。
次は真正面から針が飛んできた。
防ぎきれずに2~3本直撃を受けてしまう。
ジャラジは四方八方から針を飛ばし、確実に命中させ続ける。
最終的には体中に針が刺さりディケイドの方がハリネズミのような姿になって
地面に倒れ伏していた。
ジャラジがディケイドの前に現れる。
「どこの誰だか知らないけど、今はゲゲルの時間だ。」
ジャラジが人間体に戻る。
「邪魔したら」
指を鳴らす
「殺すよ。」
ジャラジは去っていった。

       佐藤青果店高校
         6:13a.m.

「先生起きて。お客様。」
という小森霧の言葉によって糸色望は起床した。
あの戦いのあと望は宿直室に帰ってくるなり眠ってしまったのであった。
望は袴に着替え客人と言われる人物の元に向かった。
その人物は壱葉だった。
「ああ、壱葉さん。私に何か?」
「単刀直入に言います。ここに住んでいる木津千里さんをこちらで保護したいのですが。」
彼女もまた緑川高校の2年生である。
これ以上犠牲者を出したくない警察の側からすれば当然のことであった。
それに対する望の返答はこうであった。
「正直なところ警察があの未確認に対抗できるとは思えないのですが・・・。」
壱葉にとってはこの返答は予想の範囲内だった。
したがってそれへの対応も準備してある。
「この前私と一緒にいた小野寺と言う男を覚えていますか?」
「ええ、この名刺を渡した人でしょう?」
望はあの名刺を出す。もちろん『夢を追う男 小野寺ユウスケ』と書いてある。
「で、その方がどうしたんです?」
「その男が未確認生命体第4号、クウガです。」
望は大して驚きはしなかった。なぜなら小野寺が
ディケイドのカードを見たときそれに描いてある姿が
第40号を倒すときに出現したものの姿だと分かっていたからであった。
あの場にいたのはクウガとディケイドと今は亡き第40号ゴ・バダー・バのみである。
「その小野寺も呼びます。」
この言葉にはそれなりの効果があったようである。
望は少なくとも今のディケイドよりクウガのほうが強いことを理解しているからだ。
望の返事は決まった。
「わかりました。木津さんをお願いします。」
こうして千里が一旦望の元を離れることが決定した。
パトカーに乗せられる千里を見て望はデジャヴを感じたが
そんなことに思っている場合ではない。
「本当によかったの?先生。」
霧が問う。
「ええ。あのほうが確実に木津さんを守れるんです。
現に私の力ではあの未確認生命体に勝てなかった。」
それでもまだ未確認のゲームを止められる方法があるのかと言うと、
ある。
壱葉が宿直室を出る直前に望に言った。
「未確認生命体B群。まぁ今のところ異形の姿を晒してはいませんが
未確認生命体であろう奴らのことです。そのB群の内の1人が
未確認の犠牲者となった人の数を
算盤のような器具で数えているという目撃証言があります。
もしB群の中にゲームを司っているものがいるとすれば
そいつらを倒すことによってゲームを止められるかもしれません。」
要はB群を見つけ出して審判役を倒す役目を
壱葉から与えられたと言うわけである。
B群の詳細は説明されるまでもなく望は知っていた。
勤務初日資料整理をしていたとき
未確認に関する資料には目を通していたのだ。
その資料によるとB群が目撃された場所は
廃工場などの人の立ち寄らないところが1番多かったとされている。
霧の用意した朝食を摂りながら望は今日やることを決めた。
その朝食を食べ終わった後歯を磨くなどの
基本的な外出の準備をして、
望は未確認B群を見つけるための
廃工場めぐりに向かった。

       神奈川県秦野市
        7:30a.m.

警察の持つ施設に木津千里は到着した。
小野寺もほぼ同時に到着している。
その施設の一室で千里は保護されることになった。
「では木津さんはこの部屋から動かないでください。
部屋の周りには厳重に警備が敷かれています。
補償にはならないかもしれませんが。」
壱葉が説明する。
「では私たちはこの辺で・・・」
「待ってください。」
部屋から出ようとする壱葉と小野寺を千里が引き止める。
「小野寺さんに、ちょっと聞きたいことがあるんです。」
「俺?」
自分を指差し小野寺が言う。
「馬鹿げた質問かもしれませんけど・・・、
何で未確認生命体は人を殺すんですか・・・、
あの学校の2年生の子達も・・・、殺される理由なんてあったんですか・・・」
それを聞いて小野寺は立った。そして言った。
「誰にも殺される理由なんてない。
殺されていいはずないし、君も殺させない。」
そう宣言してユウスケは部屋を出た。
施設内をうろつきまわっている途中テレビのニュースが目に入った。
内容はジャラジの起こしている殺人事件のことであり
被害者の葬式の様子が映し出されていた。
理不尽な別れに涙を流す参列者達を見て、
ユウスケのジャラジに対する怒りが確実に湧き上がっていた。

       東京郊外
      10:46a.m.

廃工場にてついに望は見つけた。人間の形をした
未確認生命体と思われる者たちを三つ。
額にバラのタトゥを彫った女と算盤上の器具を持った男、
こうもり傘を持った全身黒尽くめ男の三人である
彼らを未確認生命体と認識した理由は以下の会話である。
「ジャラジンゲゲルロ ゴパシグヂバギ」
「ギジャ リントグパパンビンガザレドヂガグギビバダゾギダ
ザバサジャラジパ ガサダバリントビザシゾガギビギダダ」
「ラビガ グボバ」
「キョグザシゾガゲダギブボパ バギングバギング
パパンドバギンドギブグジバンゴ バギングバギンググシギド
バギングズゴゴドゲギドジバンゼ ゲギボググスパゲゲル」
バラのタトゥの女と算盤上の器具を持った厚着の男が交互に話している。
発音だけ聞いていればどこの国にも属さない言葉なのでわかるはずもない。
しかし望は何故か理解できた。
話の内容を和訳すると「ジャラジのゲゲルも終わりが近い」
「いや、リントが一人定めと違う死に方をした。だからジャラジは
新たなリントに針を刺しに行った。」
「間に合うのか?」「今日針を刺せば死ぬのは4日後。12日目でゲゲルは成功する。」
要は今活動している未確認生命体のゲームが制限時間に
間に合うかどうかの会話だったのだ。
何故この奇怪な言葉を理解できるのか疑問に思いつつも
望は彼らの前に姿を現した。しかしその登場後の第一声が
未確認B群と望の双方にとって予想外のものとなった。
「ヅラシ ガバダダヂゾダゴゲダゲゲルゾググレス
ボドグゼビバギ ドギグ ボドゼグベ」
望がグロンギ語を喋った。驚くべき事態であり
これには未確認B群も反応せざるを得ない。
「ビガラ ダザンリントゼパバギバ」
バラのタトゥの女が望に行った。勿論望は理解できている。
「いや、まぁ確かにただの人ではなくなってるんですが・・・何で・・・?」
そのときこうもり傘を持った男がこうもり傘を投げ捨て望に近づいてくる。
「ゴセグジャデデジャス」
こうもり傘を持っていた全身黒尽くめの男はそう宣言すると
蝙蝠のような怪人に変身した。
望はそれが何者であるかを知っていた。
度々目撃されている未確認生命体第3号。
本当の名前はズ・ゴオマ・グというが望もそこまでは知らなかった。
相手が人間ではないと言う確証を得た望は
あのベルトを巻きディケイドのカードを手にする。
「変身」

     kamen ride  decade!

望はディケイドに変身した。
たちまちゴオマとディケイドとの取っ組み合いになる。
殴る蹴るの攻防を見ながらバラのタトゥの女が言った。
「やはりただのリントではなかったか。」
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# by suisei-kyouryu | 2007-09-07 21:39 | Comments(0)

絶望版仮面ライダーディケイド 第二話PART3


       秦野市内保護施設
         10:51a.m.

警察の厳重な警備をくぐり抜けて
ジャラジは保護施設の敷地内に指を鳴らしつつ侵入した。
厳重な警備を敷いたはずの警察はジャラジの
瞬間移動の如き素早さに翻弄されている。
怪しい影を見たかと思えば別の方向から指を鳴らす音が聞こえてくる。
怪人体時に見せた素早さは人間体時でも健在なのだ。
様々な場所から聞こえていた指を鳴らす音は
次第に1つの場所からしか聞こえなくなる。
それは木津千里が保護されている一室だった。
そのことを察したのは小野寺ユウスケのみであり、
彼はその部屋に近づいていく。
部屋にいた警官などとうにジャラジによって気絶させられ、
既に戦闘態勢に入っている千里にも気にせず
ジャラジは指を鳴らし続ける。
4~5回鳴らしたあと
ジャラジが指を鳴らすのを止めた。
立ち上がり、千里の方を向く。
「あなたは・・・・なんで人を殺すの?」
愛用武器のスコップを持ちながら千里が聞く。
「キミたちが苦しむほど・・・楽しいから。」
千里に近づきながらジャラジは変身した。
ジャラジが数歩近づいたとき千里はスコップで先制攻撃を仕掛けたが
スコップはジャラジの腕の一振りであっさり弾かれてしまった。
笹で人体(と思われるもの)を切断したことがある千里でも
ゴの前には赤子同然だった。
更にジャラジが腕をもう一振りする。千里はそれをもろに食らい
壁に激突し、失神した。
ジャラジが自分の胸元のアクセサリーの手を伸ばす。
大量についているアクセサリーの中から一つむしりとり
それを鋭い針に変化させた。
ジャラジが千里に向かって近づいたとき、
部屋のドアが開いた。
ジャラジは振り向く。
「変身!」
小野寺ユウスケが変身の構えをとりながらジャラジにとびかかった。
保護施設の一室の窓ガラスが弾け飛ぶ。
それとともに二体の怪人が落ちてきた。
着地した直後クウガはすぐさまジャラジを捕らえマウントポジションをとる。
そして怒りに任せて殴り続けた。
小野寺はあの部屋の近くに来たときあの問答を聞いていた。
『キミたちが苦しむほど・・・楽しいから。』
これを聞いた小野寺は怒りのあまりその場で止まってしまった。
そんな下らない理由で125人も殺されていたのか。
激情に駆られてクウガはジャラジを殴り続ける。
ジャラジの頬の肉がえぐれ血が飛び散る。
ジャラジはもがきなんとかマウントポジションからは逃れたが
クウガはジャラジを執拗に殴り続ける。
やっとの思いでジャラジはパンチを一つ受け止めたが
もう一方の手からパンチが飛び出す。
それをもろに受けてしまい、ジャラジは再びパンチの雨あられに晒される。
ジャラジを強烈な一発のパンチで吹き飛ばしたあと
クウガは自分のバイクビートチェイサー2000に乗りこむ。
どこからか巨大なクワガタのような物体ゴウラムが飛んでくる。
それがビートチェイサーと合体し、より強固なバイクとなった。
そのまま立ち上がったジャラジに向かって走っていく。
バイクの車体がジャラジに激突し、そのままジャラジを運び去っていった。
目的地は直径3km程の爆発が起こっても人に被害の及ばない
山の方にある湖である。

       東京郊外
      10:52a.m.

ゴオマとディケイドの戦いは決着がつきつつあった。
まだ戦いに不慣れな望はゴオマに不覚を取られることもあったが
8割方はディケイドが優勢だった。
そろそろゴオマが弱ってきたと見てディケイドは1枚のカードを使う。

     final attack ride  de de de decade!

ディケイドからゴオマへの一直線上にディケイドの紋章が描かれた
10枚の光のカードが現われる。
ディケイドが飛び上がるとそれに連動するようにカードの角度が変わる。
蹴りの体勢を取ったディケイドは10枚のカードを突き破っていく。
ゴオマのどの部位を狙うかは決まっていた。
未確認対策本部の資料では未確認生命体の遺体の腹部から
奇妙な石が発見され、それを未確認の力の源だとしていた。
ならば狙うべきは、ゴオマが装着しているベルトのバックルの部分。
10枚目のカードを突き破ったディケイドのキックが
ゴオマの腹部、ベルトのバックルにクリーンヒットした。
バックルが砕け周辺の肉がえぐれ、吹っ飛ぶ。
このとき誰にも見えなかったがゴオマの腹部の霊石が砕けた。
地面に叩きつけられ変身が解除される。
仰向けに倒れたゴオマはしばらくうめいた後死亡した。
戦いの様子を観察していたバルバが話しかける。
「貴様は何者だ?」
「名乗るときが来たら名乗りますよ。」
グロンギ語ではなく日本語で回答したのは
相手が日本語も扱えることを知ったからである。
ディケイドはバックルにカードを差し込んだ。

     attack ride  blast!

銃状になったライドブッカーからエネルギー弾が5~6発発射される。
それらは一つ残らずドルドの持っていた算盤状の器具に命中した。
当然の如く砕ける算盤状の器具。
それはグロンギの間では『バグンダダ』と呼ばれているが
壊した本人は知るよしもない。
「それを壊せば被害者の数はわからなくなり、ゲームから正確性が失われ
ひいてはゲームの中止に・・・・ということにはなりませんか?」
ディケイドの問に対する答えはドルドの怒りに煮えたぎる目が表していた。
そしてドルドもまた異形の姿へと変身する。
その姿はコンドルの怪人に白い衣装を着せたようであった。
衣装から飾りをちぎり取り、トンファーに変化させる。
ドルドが一瞬跳ね上がった途端での高速飛行を開始した。
その速さはジャラジに負けるとも劣らない。
一撃、二撃と確実に攻撃が加えられていく。だがディケイドにとっての救いは
ジャラジがとっていた物陰に隠れて攻撃する戦法をドルドはしていないことだ。
姿が見えれば、ある程度対策のしようはある。
先ほどのアタックライドブラストはまだ継続しており
ディケイドはドルドに対し銃撃を加えていた。
ただし受けているダメージはディケイドの方が多いと言うのが現状である。
突如電子的な甲高い音が鳴った。ディケイドの装甲の内側、
望が着ている制服に取り付けられている無線機の音である。
甲高い音に続いて鳴ったのは1つの報告であった。
『全車に連絡、未確認生命体第4号と第41号が秦野市内保護施設の
敷地内に出現。現在第4号が第41号を山北町方面に向かって運送中。』
この報告は千里が救われたものと見ていいのだろうか。
望はそう疑問に思った。確かめに行きたいのだがそのためにはまず
自分の周囲を飛び回っているドルドを何とかしなければならない。
この世界に着いたとき確かめたことだがほとんどのカードは
燃え尽きたように変色している。残っているカードでなんとかならないものか。
攻撃を受けながらもライドブッカーを探っていると、
その条件にうってつけのカードが発見された。
迷うことなくそのカードをバックルに差し込む。

     attack ride  invisible!

ディケイドの姿が透明になった。さすがのドルドも
不可視の敵を攻撃するのは困難である。
ドルドがディケイドの姿を探して廃工場を飛びまわっている間に
まんまとディケイドは逃げおおせたのだった。

一方クウガは大爆発の被害を最小限にとどめるため
とある湖に向かっていた。
ゴウラムが合体した派手なバイクのフロントにはジャラジが乗せられている。
大人しくしていても殺されることはジャラジはわかっている。
アクセサリーを針に変化させクウガに突き刺そうとしたのだが。
「超変身!」
その瞬間クウガの姿が変わった。紫色のタイタンフォームである。
タイタンフォームの特徴は防御力が極端に高いことである。
なのでジャラジの攻撃を防ぐことなど容易なことであった。
針を防いだあとクウガはジャラジを殴りつける。
湖に到着した。クウガが急ブレーキをかける。
慣性がついていたジャラジはその勢いで湖岸まで吹き飛ばされてしまった。
水面に叩きつけられるジャラジ。
クウガはバイクのハンドルを抜きそれを長剣に変化させた。
タイタンフォームの武器は防御力だけではない。
剣のようなものをタイタンソードに変化させることが出来るのだ。
そしてクウガのバックルの色が紫から黄色に変わる。
縁に金色の装飾が入りタイタンソードの先端にも金色の刃が付加される。
金の力が使えるのはマイティフォーム時だけではないのだ。
クウガはジャラジに向かって歩き出す。
ライジングタイタンフォームとなったクウガに
ジャラジはせめてもの抵抗と針を投げつけるが
それらはあっけなく弾かれて湖面に落ちた。
クウガの姿がジャラジの目前まで迫ったときクウガは
ライジングタイタンソードでジャラジを斬りつけた。
1回、2回、3回、4回、4回目でジャラジが湖面に倒れ伏す。
そのジャラジの腹部にライジングタイタンソード突き刺された。
断末魔と怒りの咆哮、2種類の大音声とともに大爆発が起こった。
その炎の中でクウガは見た。先ほどの自分と全く同じ動作をしている、

禍々しい黒い戦士を。


ディケイドは焦げた道路を走っていた。
おおかたクウガがあの未確認生命体を倒したときの大爆発のせいだろう。
爆心地と思われる湖にディケイドが到着したとき彼は見た。
湖の浅瀬に立ち尽くす小野寺ユウスケを。
ディケイドがユウスケに歩み寄る。
このとき2人は気付かなかったがその様子を見ていたのはディケイドだけではなかった。
眼鏡にフェルト帽を被った40代ほどの男が焦げた木の陰にいた。
「ディケイド。やはりお前は世界を破壊する。」
そう呟くと同時にディケイドとユウスケの前に灰色のオーロラが現れた。
「な、何ですか!?」
ディケイドは驚き、灰色のオーロラを見る。
そして灰色のオーロラから現われたのは
緑色と灰色のバッタの如き戦士。
仮面ライダーキックホッパーと
仮面ライダーパンチホッパーだった。



続く


※なお当小説は『さよなら絶望先生』および『仮面ライダーシリーズ』の
双方の原作者様とは一切関係ありません。
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# by suisei-kyouryu | 2007-09-07 21:38 | Comments(0)

第二話あとがき

前の回から半年も
経っちゃってると言うこの悲劇。

1本書くのに半年はねえだろ俺。
今月中には書き上げると言い続けてたら半年も経っちゃいましたよ。

ちなみに今回は『ディケイド』の原作を
全く参考にしておりません。
参考してるところっていえば地獄兄弟が登場するところくらいである。
どちらかと言うと話の流れは
オリジナル『クウガ』の33話の終盤~35話あたりを盛大に参考にしておりますです。
以下補足情報

補足情報
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# by suisei-kyouryu | 2007-09-07 21:37 | Comments(0)